友達のTさんに、彼の事を相談して、なんとか彼に私の気持ちを話してもらう事が出来ました。
Tさんに「あいつも反省してるみたいだし、連絡とってやってよ。」と言われたので、私は、
話し合いをするべく、彼に電話をしました。
すると彼は、驚くことにこんな事を言ってきたのです。
「今までつらい思いをさせてごめんね。俺は、お前の事は、もう信用してもいいって思えたし、
この間の事も、悪気があったわけじゃないって思うから、これからは、もうすこしゆるくいくよ。」この時の私は、「もうすこしゆるくいくよ。」にだけ安心してしまい、彼の言っている事に
なんとなくズレを感じていたものの、これからはもう怒られないんだと思ってなんとなくほっと
しました。それに、彼の口から「ごめんね」という言葉を聞いたのは、初めての事だったので、
嬉しく思ってしまったのです。
でも、よくよく考えると、彼の言っている事は何かがおかしかったのです。
「お前の事は、もう信用してもいいって思えたし」
「この間の事も、悪気があったわけじゃないって思う」
この罠に、私はまんまとはまってしまっていたのです。彼の発言を翻訳すると、こうなるという
事に、あなたは気づくことが出来たでしょうか?
「今までのお前の行動で、俺はお前の事を信用できない人間だと思っていたから、
過敏になって怒ってしまっていたし、それに加えてこの間の事件があったから、不安になって
束縛するのは当然の事だった。俺の行動の原因はお前にあったんだ。
でも、今は、お前の事が信用できるようになれたから、もうすこし束縛をゆるくしようと思う。」その時の私には、冷静に彼の言葉をこのように翻訳することは出来ず、知らず知らずに、
彼の怒りや束縛の原因が、自分にされていたことなど、全く気付いていなかったのです。
何かがおかしい・・・何がおかしいのだろう・・・と、思っていましたが、その答えを見つけることは
できませんでした。
そのため、私の心の中には、不安が残り、「もう少しゆるくいくから。」の言葉にほっとする反面、
本当にこの人は分かってくれているんだろうか・・・という不安があり、緊張状態は更に続いたのでした。
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